案の定、事業仕分けに対する反論が、あちこちから噴出してきているようですね。
事業仕分け:テレビで論争 野党から基準や手法に批判噴出
2009年11月22日 20時36分 更新:11月22日 21時23分
http://mainichi.jp/select/today/news/20091123k0000m010076000c.html?inb=ra
政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)による「事業仕分け」を巡って22日、与野党幹部がテレビ番組で論争を繰り広げた。密室で行われてい た予算編成作業の一部が公開された意義は野党側も評価したが、仕分けの基準や手法に批判が噴出。一方、「予算縮減」とされた次世代スーパーコンピュー ター(スパコン)の開発予算が一大論点となり、政府・与党内からも復活容認の声が相次いだ。
「対象事業、仕分け人はどう選ばれたのか。誰が基の資料を出したのか。きちんと詰めないと単なる政治ショーに終わる」。NHKの番組で自民党の石 破茂政調会長は作業開始までのプロセスに疑念を呈した。公明党の斉藤鉄夫政調会長も「派手なところばかりが目に付く」と同調。連立を組む社民党の阿部知子 政審会長まで「派手さ、乱暴さで人民裁判とも言われる。改善は必要だ」と注文を付けた。
(中略)
廃止や見直しの基準については、塩川正十郎元財務相が21日の日本テレビの番組で「基準をはっきり示すのが政府の責任だ。基準が分からない」と指 摘。仕分け作業の統括役を務める民主党の枝野幸男元政調会長は「科学技術と生活保護の話は同じ土俵で議論できない。仕分けの現場で話を聞いている人の半分 を説得できるかが基準。『予算が必要だ』という人たちは国民の半分に『なるほどそうか』と思わせる説明ができないといけない」と答えた。
個別の事業を巡っても激論となった。文部科学省の説明では「政策効果が不明確」として「予算計上見送りに近い縮減」と仕分けられたスパコン。各番組で異論が相次ぎ、テレビ朝日の番組では、科学者らが気候変動のシミュレーションなどさまざまな研究に役立つと強調するVTRが流された。
枝野氏は「こうした話が仕分けの現場でまったくといっていいほど説明されていない。事実なら『やっぱり続けましょう』となるだろう。一度刺激的に やったことが前向きな議論につながっている」と公開の効果と指摘。菅氏もNHKの番組で「科学技術は当然見直すことになると思う」と述べ、復活を示唆し た。【鈴木直、野原大輔】
「(スパコンが気候変動シミュレーションなどさまざまな研究に役立つ、ということが)事実なら『やっぱり続けましょう』となるだろう」
はあー? 枝野氏は「官僚側の説明不足」だといいたいのだろうけれど、この記事が本当なら、この方は気候変動シミュレーションのことすら知らないで、「事業仕分け」の統括役を務めていた、ということになるんでしょうね。
一応、行政刷新会議では、それなりのツッコミもなされていたと思ったのですが(私としては賛同できませんが)。
「次世代スーパーコンピューティング技術の推進」に対する評価コメント
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov13kekka/3-17.pdf
ところが、上記の毎日記事における枝野氏の発言をみる限り、彼は、今回の「事業仕分け」現場における「仕分け人」たちのコメントさえ、ろくに読んでいないようです。
ということは、やはりこの「事業仕分け」はパフォーマンスにすぎなかったということですね。結局、公益法人・公益事業を叩いて人気取りをしたい民主党と、そういう民主党を表看板に立ててうまく使いながら、予算をバッサリ切ろうという財務省との馴れ合いに過ぎなかったのではないか。どうせ、あらかじめ結論は、ほぼ台本通りに決まっていたんでしょう?
良識あるメディアならば、そこをもっと追及するのが筋、というものではないですか。


by その蜩
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